ミシンでの裾直し

ミシンで裾直しする際のポイント

ミシン

厚手の縫い物

家庭用ミシンには水平釜と全回転釜がありますが、現在販売されている家庭用ミシンはほとんどが水平釜です。 でも昔の全回転釜のミシンのほうパワーがありやりやすいかもしれません。 ジーンズのように厚手の縫い物をするには、パワーがるミシンでミシン針も太いものが適しています。 市販されている家庭用のミシン針で一番太いものは14番か16番ですので、とにかく一番太いものを選んで使いましょう。 糸もジーンズ用として販売されている丈夫なものがありますので、裾直しにはこの糸を使います。

カットする位置

ジーンズの丈は必ず履いてきちんと計りましょう。 股下が○○センチだから、といって股下で計ってジーンズをカットしてはいけませんし、その人の履き方やジーンズのスタイルによっても変わってしまうことがあるからです。 腿の部分がフィットしているものだとジーンズが上がってしまうこともあるし、人の身体は完全に左右対称になっていない場合もあるため、左右でカットする位置が変わることもあります。 実際に履いてみて、出来るなら靴を履いてインナーも着て、普段通りの履き加減で丈を合わせましょう。 またジーンズは洗うと縮むものですので、新品なら一度洗ってからのほうがいいでしょう。

縫い代は多めに

丈が決まったら次は裁断です。必ず計ったところで切るようにしましょう。 たとえば、ジーンズの後ろで計ったら同じところで印をつけます。横で計ったら縫い目のところで計り印をつけます。 ショップなら縫代は3センチ位とりますが、自分で縫う場合は3.5センチほどにします。 ショップでは工業用のミシンを使うため厚くなったところも縫えるのですが、家庭用ミシンではあまり厚いと辛いからです。 5ミリでも縫代を多くすることで数段縫いやすくなるので、初めて自分でジーンズの裾直しをする場合は、余裕をもってカットするといいでしょう。